2020年04月01日

2019年6月

先月のエッセイで新車を買った話をしましたが、4月13日に購入申込したのに、ゴールデン・ウィークが10日もあったからか車が到着したのは5月28日でした。

さて、私は5月21日(火)〜24日(金)まで、三泊四日で関東方面へ。
久々の旅行です。
と言っても、ものすご〜く気の重い旅行、そう、修学旅行の引率…。

今まで、母と猫の介護を理由に引率を避けまくってたのに、今年は引率予定だった先生が急に妊娠発覚。ついに私が行く羽目に…。

コースは、八景島シーパラダイスと浅草とスカイツリーとディズニーシー。

実は私はディズニーランドもシーも全く興味なし。というか、遊園地の乗り物系が大嫌い。
あの長蛇の列に並んでなんで怖い思いせにゃならん。
しかも回転系の乗り物に乗ると気持ち悪くなり吐きそうになる。
生徒たちが「○と△と□に乗って…」とワクワクしながら計画を立ててる横で、私はその乗り物が「吐く系」かどうかを調べ、どう逃げるかを考える。

スカイツリーだって、高いとこ嫌いな者にとっては拷問でしかない。
長蛇の列に並んで待つのも人混みも大嫌いな私にとっては苦痛の旅。
せめてレストランで何を食べるかを楽しみに頑張ろうとディズニーシーのレストランガイドを見ると、何なん、この価格!? 安くても1200円、2000円が普通じゃないか!!
ミッキーの形のライスとか要らんし! 普通のハンバーグ弁当とかないの!?

ダッフィーと写真を撮るために待ち時間1時間だとー?
猿か熊かわからん被り物のゆるキャラと写真を撮る意味がわからん。イースター限定の小さなキーホルダーが2000円ですと! 驚きの価格帯。

「○時にパレードがあるからそこに合わせて云々」て、外国人やデカイぬいぐるみの行進を見て何が楽しいの?
ゴテゴテ飾りの大型ベビーカーみたいな乗り物に乗った人にキャーキャー言って手を振る気持ちが理解できない。

「夢の国よ夢の国!現実と違う世界よ、一大アミューズメント!」とディズニー好きの同僚はテンションMAX。「楽しいで、何回行っても飽きない、なにもかもかわいい」と言うが、短期労働者が暑い中、被り物を着て働いてるのを考えると気の毒で「ちゃんと長期展望を持って仕事探したほうがいいよ、若いんだから」と言いたくなる。

「生徒が楽しんでる姿を見るのが幸せ」と言いたいところですが、私はそんなできた人間でなく、吐き気を我慢して乗り物に乗れるのか、イラチな私が待ち時間に耐えられるはずなし、考えただけで気が重い。

せめて浅草を楽しもうと行程表を見ると、「浅草で人力車に乗る」と書いてある。
何だと!また乗り物じゃないか!! 苦痛の三重奏…。

引率でも昼食も夕食も全部自費だし、行きたくないのに出費もかさむ。

もちろん私も大人ですから、テンションアゲアゲの生徒や教師たちの前で「ディズニー興味ない」「乗り物吐く」とは言わないです。「あんまり好きじゃない」とは言ったけど。
言ったら即「えーっ!? 絶対楽しいって!」「行ったら絶対好きになるよ」と応酬がすごかった。もう「乗り物嫌い、ディズニー苦手」なんて言える雰囲気じゃない。
仕事ですから何でも付き合いますよ。心を隠して楽しんでる顔もします。怖くても我慢、乗り物も乗りますよ。

悶々と誰にもわかってもらえぬ苦しみと乗り物の不安におののいてる私に、残留組の先生まで
「行くことになったんやって? 良かったなぁ、ラッキー!」
と言いに来る。
何がラッキーやねん!ていうか、何でみんなそんな行きたいの!?
私は残留組がいいんだよっ!

皆が「楽しみだね」「待ち遠しいよ、最高の思い出にしよう」と盛り上がってるのに波風立てるようなことは言いません…でも心の中では「台風来い!!」と思ってます…。

ところが!救世主あらわる!
一人の生徒が「火山が怖いから見えないところで待ってる」「スカイツリーも下で待ってる」と言うので、付き添い役に喜んで手を上げました。

先生たちが
「そんなん気の毒やし途中で代わるわ」
と気を回して言ってくれるが、私は待ってる方がいいの!乗り物に乗せられる方が気の毒なんだって!

じっと待ってるのも苦痛だけど吐き気我慢して乗るよりマシ。

「乗り物」「待ち時間」「人混み」と私の嫌いなものが揃ってるからディズニーが苦手、そんな人間もいるのもわかってほしいよ。

修学旅行のために母のショートステイを頭下げて入れてもらい、4日分の家の食事を作ってタッパーに入れ、ゴミ出しやら猫の世話やらを息子と娘に頼み、やること満載。行くまでに既に疲れ果てました。
とにかく生徒が(何より私が)無事に4日間を過ごせるよう願いながら、その日がついに到来。

長い4日間でした…。
結局、「待ってる」と言った生徒は皆に「せっかく来たのだから行こうよ」と説得され、スカイツリーもいくつかの乗り物も乗り、私も乗りましたよ。
動き回る生徒を追いかけ、ホテルでは生徒がシャワーカーテンの使い方を知らずにトイレまで水びたしにしたのを拭きまくり、夜はイビキ攻撃に耳をふさぎ、朝食バイキングで盛りすぎる生徒を止め、目をつぶりながら乗り物に乗り、着替えの管理に荷物のチェック、一人一人のお土産買いに付き添い、「残金あと○円だからそれは買えない、こっちは買える」などお金の管理、と本当にもうヘトヘト。

動ける生徒の付き添いも大変だけど、呼吸器をつけ酸素や体温管理が必要な生徒に付き添う先生たちはもっと大変。ほとんど寝られない。そういう生徒には看護士さんが付き添い、常に状態管理や注入の食事を行う。ディズニーシーのアップダウンだらけの人混みの道を 重い車椅子押して歩くと腰も腕も肩もヨレヨレになる。

そんな大変な修学旅行でしたが、生徒たちは本当に楽しんでました。
夜の水上ショーは私でも「これはすごいわ」と感心する素晴らしさでした。
何より、ディズニーの対応に感服!
車椅子生徒を誘導して見やすい場所を用意してくれたり、ショーは混雑の中を特等席まで誘導してくれる。
車椅子の人がこんなに心地よく楽しく利用できる所、他には絶対ない。ちょっとでも立ち止まってると、すぐ「お困りですか?」と来てくれるし、人の波に進めないでいると何人ものスタッフが道を作ってくれる、見上げたホスピタリティ対応。
だから養護学校の修学旅行はディズニーは外せないんだなあ、と改めて感じ、ディズニースタッフの素晴らしさに感動して帰ってきました。。

そんな私の3泊4日の旅行土産は赤福餅3つ。
「なんで東京行って赤福なんや」と娘。
「生徒のお土産対応で買う暇なんかないもん。手ぶらで帰るのもなんやし、京都駅解散の後に買ったんや」
「せめて東京バナナやろ」
と言われましたが、疲れた身体が赤福の甘さを求めたんだもん。

山ほどの洗濯と掃除とゴミまとめを後回しにして、赤福の至福のあんこの甘さに、「終わった終わったぁ〜!!」と幸せを噛み締めたのもつかの間、
「あぁー!!、今度は6月中旬に一泊二日の宿泊キャンプがある…」
バーベキュー食材の計画に宿泊の段取り、山登りのコース確認、前日の準備に大人数の引率、しかも教師もロッジ代に食材代5千円の支払い。
生徒が怪我でもしようものならこのご時世、保護者からも社会からも、あちこちから責められる… 。

ほんと教師はなかなか大変なのでございますよ…。
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posted by 管理人 at 09:29| Comment(0) | エッセイ

2019年06月04日

2019年5月

4月から心の支えにしてきたゴールデン・ウィークもアッという間に終わってしまい、今や「もう休みが当分ない」という喪失感が残るのみ。
皆様は充実したお休みを過ごされたでしょうか。

ゴールデン・ウィークといっても親の介護と猫の薬タイムに縛られてる私は旅行など行けずで、10日間もあったのにこれといって満喫したイベントはなく、植木を切ったり竹の子を炊いたり、しじみ祭りの手伝いをしたり、冬物を片付けたり、娘と2人で近くの四川料理を食べに行ったり、見たかった海外ドラマをAmazonプライムで見まくったくらい。
それでも仕事を忘れられる開放感は何よりの幸せでした。

日本は令和にお祝いムードですが、私はそんな感じでHappy感なし。
令和も新天皇のお年を考えると20年くらいしかない訳ですが、とにかく戦争に巻き込まれない平和な年であってほしいと願います。
そして雅子様もこれからいろんな表舞台に立たれることで、今まで培ってこられたキャリアや知識を生き生きと発揮されて、ストレスが減るといいなと思います。

令和になったからという訳ではないけど、実家に古銭や旧札をしまってあるのを思いだして、どんなのがあるのかちょっと見てみようと探してみました。
ところが、どこを探しても見つからない。
母に聞いても認知症のマダラボケ状態なもんで
「そういえば置いてたけど、どこにしもたかわからん」
と言うし、押し入れから引き出しから全部見てもない。
「耐火金庫に入れたかなぁ」
というので、金庫(小さな携帯できる金庫)を引っ張り出したものの、鍵がない。

「鍵は?」
「どこかにある」
「どこ?」
「わからん」
「大事なもんしまう場所はどこなん?」
「金庫や」
落語じゃあるまいし…その金庫の鍵の場所を聞いてるんだよっ!

鍵は見つからず、開いたとしても入ってるかもわからず、結局どうにもならない。

だいたい母は昔から極度の心配性で何でもしまいこんで何にでも鍵をかける人でした。
だから実家には耐火金庫が4つもある。
金庫といっても単なる引き出し代わりだから中身はろくなものが入ってない。
確か昔の友だちから来た手紙やら過去の保険の単なる通知葉書まで金庫に入れていたぞ。

「前に見たことあるけど、たいしたお札なかったで。10枚くらいしかなかったし」
と弟が言うものの、見られないとなると余計に気になる。お宝的価値がないのはわかっていても、とにかく開けたい。 お札が見たいというより開かずの金庫を開けたい。

テレビで金庫開けるプロみたいな人を呼んでご立派なお屋敷の金庫を開ける番組を見たことあるけど、そんな人呼ぶほどの金庫でもなく、ハンドバッグサイズのホームセンターで買ったような金庫だから、2階から落としたら開くかなと考え、1つ落としてみたら、なんと! 開きました!!

中身は… 昔に保険の代理店をしてた時のようわからん書類と、私と弟の小学校の通知票が入ってた。

なんでこんなもん金庫入れとくねん!
こうなったら全部落としてやる!と2つ目もポ〜イ。
開きません…
3つ目も4つ目も開かず、壊れもせず。
頑丈だわ…

頭にきて母にもう一度「鍵どこ!? 思い出してよ!」(無駄だとは思っても熱くなってしまった私は止まらない)
「金庫に入れたかもしれん?」
「は? どういうこと? 」
「Aの金庫の鍵は@に、Bの金庫の鍵はAに入れたかもしれん」
「はぁ〜? も〜っ!!」
「現金100万とか入ってないの?」
「そんな危ないことせえへん。お金は家に置いてても増えへん、減るだけや」
「なんやねん、何のための金庫や!!」
「あんた、金庫開けてどうするつもりやのん?」
「古銭探してるの!」
「それは金庫やな」
「だーかーらー金庫の鍵!!」

話になりません…。

弟は
「2つ目の金庫は中学校の通知票や。3つ目が高校。ほんで4つ目が大学やな。」
と、ヒートアップした私を横目で冷めた態度。

ろくなものが入ってないことだけはわかったけど、開かずの金庫を破壊する方法、誰か教えて〜っ!!
posted by 管理人 at 23:22| Comment(0) | エッセイ

2019年05月15日

2019年4月

今年は数年ぶりに4月8日の入学式にバッチリ桜が満開でした。寒い年だったのだなぁと感じた4月です。
でも、1週間でほとんど散ってしまい、花の命の短かさを感じています。
桜に続いて今は菊桃、花桃とあちこち花盛り。花屋の店先も急にカラフルになり、春はやはり花の季節なのですね。
2月3月と、私は金柑の甘煮作りにハマり、大鍋に何度も作り、あちこちに配りました。金柑のヘタを取り除き、縦に5本ほど切り目を入れて2回ほど湯を変えてアクを抜き、竹串で種を取り除き(これが手間)、たっぷりの砂糖と水で煮ると、色鮮やかな艶々の金柑甘煮の出来上がり。
シロップをお湯で薄めて飲んで良し、お弁当の色どりに良し、重宝です。

さて、私の4月のビッグニュースといえば、ついに車を買い替えたこと(まだ新車は到着してないけど)。
なぜ買い替えたかというと、事故したからなのであります。

母の介護で週に2回京都に行ってるのですが、その日も仕事終わりに高速道路を飛ばして実家に行き、母の夕食、お風呂(自分じゃ何もしないから私が一緒に入って全部洗う)を済ませ、寝かしつけて、実家から自宅に戻る途中(その日は雨)、交差点の信号が青に変わり、前の車が発進したと思ったらすぐに急ブレーキを踏んだもので(前の車のそのまた前の車が急に右折したため)、私も急ブレーキを踏んだが、スタッドレスタイヤだったもんで、全くブレーキきかずツツーッと滑って前の車にドカン!

警察呼んで保険会社に連絡して…
相手のかたは大きな良い車に乗ってられたので、結構な追突なのに全く凹みなし、私のタントの前ボンネットはベコベコ。
全面的に私の過失でした。

相手のかたは「少し腰が痛いかな」とのことで、「明日病院に行ってきます」と言われましたが、「おおごとにはしないので、大丈夫」と言って下さったのが幸いでした。
申し訳ないことでした、ホント…。

医者からは、「骨に異状はなく、打ち身の青じみもなく、病名をつけるならムチウチ」と言われたそうで(腰にもムチウチがあるのだと初めて知った)、早く快復してくださることを願うばかりです。

そういう訳で、ガックリ落ち込んでる日々だったのです。
相手の車は保険で直すけど、私のボコボコタントをどないかせにゃならん。
15万キロを越えてたし、2ヶ月ほど前に当て逃げされたキズもある(信号無視で急に交差点に入ってきて、私の前方右側に当てて猛スピードで逃げて行った)。

修理か買い替えか、11月に車検終わったとこやし修理かなぁ…と悩みながら、ドヨーンとした気持ちでいつも修理を頼んでる地元の小さな車屋へ行きました。

カウンターに「セール!、タント、込み込み128万円」の紙が貼ってありるのを見た私、
「修理ですか?」の問いに
「これ、買います」と突発的に返答。

「買ってくれはるの?」
「はい。もう少し安くならない?」
「込み込みの値段やからこれ以上は無理や。」
「わかった」
「カーナビつける?」
「いらない。動物的勘で走るから」
「ステレオはつける?」
「ステレオて何?」
「CDとラジオが聞ける、車についてるやつ」
「カーステレオって別売り!?」
「別売り。ナビについてる場合もあるから、今は別売りなんや。CDとラジオさえ聞けたらいいんなら1万5千円、スマホからBluetooth飛ばすタイプだともっと高い」
「私の携帯ガラケーやし高いのはいらない。普通ので」
「OK。それと、追突防止システムつけとき。6万ちょいするけど、センサーが関知して追突する前に自動でブレーキかかるよ」
「じゃ、つけて。あと、汚れ防止の座席カバーがほしい」
「1万くらいや。色はベージュか黒やけど。それより車の色は何にする?茶や青は27000円アップするよ」
「じゃ、それ以外で。駐車場でパッと場所がわかるのがいい」
「ほんなら赤かな。それ以外だと灰か白やなあ」
「じゃ赤でいい」
「ナンバーはどうする? 今流行りのご当地ナンバーだと1万、自分の好きなナンバーだと4000円、ナンバー選ばなければ2000円」
「数字覚えるの苦手やから今のタントと同じナンバーにして」
「OK、全部つけて140万てとこかな」
「ボコボコタントの廃車料いるの?」
「いらんよ。部品売っていくらか入るし」

てことで勢いで申込みしてしまいました… 。
車屋さんには
「奥さん、勝負早いわ。何でも即決や、こんな悩まんと車買う人初めて見た」
と言われました…

でもね…なんか、新車買ってもちっとも嬉しくない。ドンヨリ感晴れず。
事故の気持ちの後遺症は結構デカイ。
なんとか気持ちを切り替えようと思い、家に帰って娘に話すと
「は? 赤? 60のオバハンが赤ておかしいやろ。ぶつけた? いつかやる思たわ。」
息子は
「見もせんと決めてきたんか!? アホちゃうか。まあ、あんた(私のこと)今のタントもネットで買ってたな、アンタの買い物の感覚、変やで」と言われ…
誰も新車購入を喜ばず。

新車が来たら気持ちも晴れるのかな。でも今のタントと別れるの寂しい…

そんな訳で、なんか悶々ドヨーンの4月のスタートなのです。
posted by 管理人 at 09:30| Comment(0) | エッセイ